RAEラエ、世界に向けてアルゼンチン

元・アルゼンチン軍士官学校ESMAの建物がユネスコ世界遺産としてリストアップされました

1970年代から1980年代までアルゼンチンで続いた軍事政権下、拉致された人々を閉じ込め、拷問、暗殺が侵された元・アルゼンチン軍士官学校ESMAの建物が、9月19日開かれた第45回世界遺産委員会会議で審議され、最終的にユネスコ世界遺産として決定されました。

多くの人々が拉致され、現在まで行方不明となっている事件が、ラテンアメリカ大陸各国の軍事政権により70年代から80年代まで犯されたことを検証し、記憶風化防止につながる、全人類にとって顕著な普遍的価値を有する、建造物として認定されました。

「人類共通の遺産」という考えが1972年、「世界遺産条約」の採択を成し遂げ、現在で世界194か国により、全人類にとって有益で意味がある有形の不動産が世界文化遺産、または自然文化遺産として保護されています。

現在ESMAの建物は当時の記憶風化防止のため、当時そのまま保存され博物館として運営されています。