RAEラエ、世界に向けてアルゼンチン

検察は副大統領に汚職事件で12年の禁固刑を求刑しました

 

テラン通信社によると2003年から2015年までの間アルゼンチン南部のサンタ・クルス州の道路建設公共工事における汚職疑惑事件で、2期大統領を務めたクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル現・副大統領に、12年の禁固刑の求刑と公職追放が検察より言い渡されました。

 

ディエゴ・ルシアーニ検察官はフェルナンデス・デ・キルチネル副大統領を犯罪組織の首謀者で公的資金の不正流用を命じたと起訴しました。

 

 

 

 

リモート方式で行われた公判で、検察官は汚職の社会的インパクトを「正義なくして秩序も安泰もありえない。裁判官の皆様、公的機構が市民の信用を取り戻す、模範的は判決はその一歩となる。あなた達の手中にある。」と強調しました。

 

この事に関し、アルベルト・フェルナンデス大統領は即時に自身のツイッターのアカウントで「今日は私、すなわち裁判官の家庭で育ち、司法国家で教育を受け、30年以上大学で刑法の教鞭をとっている人間にとっては、大変不快な日となった」とつぶやきました。

 

そして「副大統領にいつもどうりの最大の親愛の情と連帯感を」と締めくくりました。続いて禁固刑について反論する政府の見解を示す声明文を載せました。

 

同じような反論コミュニケが全国労働連合やラ・カンポラなどの与党関連団体により発されました。元大統領を政治世界より除外する試みだという点で一致している見方です。