短波放送とDX RAEラエ、世界に向けてアルゼンチン

DX情報番組 2021年7月第1週番組

世界の海賊版放送局の情報で今日の番組始めます。

ハワイからアジア北部と北朝鮮へ向けて放送されている Voice of Freedom, UTC時間 0800-0400、周波数6.045 khz,出力10 kWで韓国語の番組となっています。アメリカ大陸では受信が難しくなっています。

ERGOラジオ、アラブ首長国連邦のDhabayaのレンタル・スタジオよりアフリカ大陸東部、ソマリアへ向けて放送されています。UTC時間1200-1300まで、周波数17.845 khz出力250 kW、 ソマリア語番組となっています。

 

 

Voice of Martyrs、北朝鮮へ向けて毎日UTC時間1200−1230まで、周波数9.930khz、ウズベキスタンの Tashkentより出力100 kWで韓国語番組を放送しています。

Free Chosunラジオ、朝鮮半島へ向けて毎日UTC時間1200−1458まで周波数9.475khz出力300 kWで韓国語番組が放送されています。

水曜日と土曜日、Bayto Yiakl USAラジオ、UTC時間1630-1700まで、周波数11.760 khzでフランスのIssoudunの送信機経由で出力250kW、ヨーロッパ全体で受信可能となっています。ティグリーニャ語番組がエチオピアのティグレへ向けて放送されています。

Voice of Tibet、チベットへ向けて、UTC時間23時以降、中国による妨害混信をさけるため、数分間間隔で変更される周波数7.494 khz, 7.484 khz, 7.476 khz, 7491 khz と7496 khzでチベット語番組を放送しています。

アルゼンチンのニュースです。

小規模農業に従事する農民や先住民族と政府機関を結ぶ通信インフラ強化の為共同作業が開始しました。

政府側よりENACOM通信管理局とINTA農業技術研究所が参加し、市民側より農村地帯住民・農民・先住民族コミュニティーを代表する市民グループが参加しました。

営利目的外でFMラジオのライセンス使用をこれらのコミュニティーが利用できるようになることが目的とされます。

2021年度行われるラジオ・ライセンス使用公開入札に参加できるよう、ガイドラインが作成され、Catamarca州, Mendoza州, Santiago del Estero州とTucumán州で発表されました。次回はBuenos Aires州, La Pampa州, Neuquén州と Río Negro州のコミュニティーが対象になります。

アンデス山脈を超え、ペルーのニュースです。

イキトスのカトリック教会本部の1200台のラジオ放送受信機寄付により、コロナ禍の現在、ロレトの農村地帯の子どもたちがリモート授業を受けられることになります。

ペルー教育省はリモート授業のため、ラジオで放送できる授業プログラムを作成しています。

パラグアイのニュースです。

全国で見られるデジタル格差解消のため、携帯電話、インターネット・アクセス、データー通信網を拡大するチャコの放送ベースが建てられ、マリオ・アブド・ベニーテス大統領がオープニング・セレモニーに参列しました。

パラグアイ、アルゼンチンとボリビアとの国境ざかいに位置するPozo Hondo, Cuartel Joel Estigarribia, Base Aérea Prats Gill, Destacamento Rojas Silva, Ciudad Pelicano, Comunidad Represa Sur, Comunidad Indígena San Agustín, Comunidad Cristo Rey Emboscadura とComunidad Indígena San José Esteroの12の自治体が恩恵を受けることになります。

カリブ海に浮かぶキューバのニュースです。

Radio Rebeldeの代表、Frank Aguiar Ponce氏、数カ月間の闘病の末、6月23日癌で亡くなりました。49歳でした。

1979年音響分野でラジオでの仕事を始め、2018年の5月、Radio Rebeldeの代表として就任しました。

最後にヨーロッパに移ります。

デジタル形式DAB+が、ヨーロッパの自動車界でスタンダードとして採択されています。

2020年下半期、ヨーロッパの主な自動車産業市場で製造される乗用車の80%以上がDAB+ 搭載となっています。

ドイツ、フランスとスイスでは2022年−23年にはFM放送廃止と決定されており、DAB+搭載の勢いは他のヨーロッパ諸国でもますます加速すると見られています。