RAEラエ、世界に向けてアルゼンチン

“死の飛行”で4人の元軍人に終身禁固刑が言い渡されました

70年代から80年代までアルゼンチンで続いた軍事政権下、犯された集団殺人事件、“死の飛行”で4人の元軍人が終身禁固刑が言い渡されました。収監される刑務所は一般刑務所となっています。

“死の飛行”では拉致された人々は、強制収容所で拷問を受け、まだ息があった時点で、薬物漬けにされ、飛行機で運ばれ、海に放り投げ出された殺人事件です。全国に強制収容所はつくられ、1番規模が大きかったのは、元海軍士官学校のEsMAで、軍の施設があるCampo de Mayoもたくさんの犠牲者を出しました。

判決が言い渡されたのはCampo de Mayo軍事施設元・総裁のSantiago Omar Riveros; 元・師団長のLuis del Valle Arce; 元・副師団長のDelsis Ángel Malacalzaと元・作戦部長の Eduardo María Lanceの4人です。

被害者はRosa Eugenia Novillo Corvalánさん, Roberto Ramón Arancibiaさん, Adrián Enrique AccrescimbeniさんとJuan Carlos Rosaceさんの4人で、1976年から77年までの間拉致され、Campo de Mayo軍事施設内のElCampitoと呼ばれた強制収容所に連れられ、拷問を受け、飛行機に乗せられ、海またはラ・プラタ河の上空より放り投げられました。

 

4人の遺体はブエノス・アイレス市より150キロ離れた、海岸沿いのPunta Indioで見つかりました。

人権保護庁は、軍事政権下生き延びた被害者たちの証言をもとに起訴しました。そして人々を拉致し、行方不明にし、殺害する、計画的な人々を抹消する緻密なプランを周知のものにしました。