去る火曜日ブエノス・アイレス州のラーシング・クラブのスタジアムで行われた サッカー・プロリーグ昇格のためのBarracas Central対Quilmes戦で、ワクチン・パスがデビューしました。   大規模なイベントで一般聴衆により使用されるのが、この試合が初めてとなりました。       携帯電話のアプリをダウンロードし、個人データを入力すると、新型コロナウィルス・ワクチン接種の経歴が一覧できます。 ブエノス・アイレス州では、州令460により、12月21日より、感染リスクが高い活動参加や対面式手続きなどを行う場合には、ワクチン・パスの提示が義務付けられます。 1.316人の警察官が警備のため動員されました。

アメリカ大陸ニュース

左派の候補者ガブリエル・ボリック氏が56%の投票獲得率でチリの新しい大統領として選出されました。 国内外より新しい大統領に数多くのリーダーが祝福のメッセージを送りました。     アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領は電話を通じて新大統領に祝福をのべ、クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル副大統領はツィッターでメッセージを送りました。 ラテンアメリカ諸国ではブラジル、ペルー、キューバ、ボリビア、ウルグアイ、コロンビア、エクアドルの首脳が祝福メッセージを発しました。 またヨーロッパより最初に祝福メッセージを発したのは欧州連合外務上級代表で、また米州連合も新たに選出された大統領を祝福しました。

  2001年12月19日と20日より20年を迎えた去る日曜日より、大勢の人々がアルゼンチンの歴史を急旋回させた政治・経済・社会的史実を風化させないよう、ブエノス・アイレス市内の5月広場に集まり、記念行事が行われています。 経済危機により社会的情勢が急激に悪化し、各地で略奪行為が犯され、抗議運動も激化し、当時のフェルナンド・デ・ラ・ルーア大統領(故人)は保安機動隊に鎮圧化を命じ、市民団体との衝突で、全国で39人の死者が出ました。     2001年12月20日、市民運動の激化、社会・政治的支持を失ったデ・ラ・ルーア大統領は辞任を表明し、ブエノス・アイレス市内の5月広場に面する大統領府の屋上より、ヘリコプターで脱出しました。 80年代後半より外貨為替市場はアルゼンチン通貨1ペソ=1米ドルに固定され、アルゼンチンの経済は安定していたように見えましたが、止まるところを知らない国外債務の増加と国内経済の締付けを要する、 立て続けに発表された経済プランで為替市場の固定制度を保ち続けることが不可能となり、未曾有の経済・社会・政治危機が勃発し、20年が経ちました。 2001年の12月1日付けで、銀行口座の凍結が行われ、アルゼンチンの中層階級も市民抗議運動に加わり、国全体が劇的な状況を迎えていました。 全国のスーパーや小売店で略奪が起き、市民グループと保安機動隊の衝突で、わずか48時間で39人の死者と数多くの負傷者が出ました。そのうちの5人はブエノス・アイレス市の5月広場付近で亡くなりました。 デ・ラ・ルーア大統領辞任の後の1週間で次々と5人の大統領が就任という事態を引き起こし、約1.000億ドルの国外債務不履行デフォルトとなり、未曾有の経済・社会・政治危機となりました。 保安機動隊による鎮圧化による市民グループとの衝突の被害者の中には、5月広場で抗議運動を行っていた、人権擁護団体5月広場の母・祖母の会の代表、ノラ・コルティ‐ニャさんやノーベル平和賞受賞者のペレス・エスキベル博士などが負傷しました。 そんな事態の中でも、サッカー・トーナメントは何事も無かったように行われ、トーナメントは平和的に閉幕し、ラーシング・クラブがチャンピオンに輝きました。 20年前の死傷者が出たこの2日間の出来事で、当時の保安庁のEnrique Mathov長官(懲役4年と3ヶ月)と 警察庁のRubén Santos長官(懲役3年と6ヶ月)に実刑判決が下されました。3件の傷害致死事件・25件傷害事件の罪に問われました。しかし最高裁に向けて控訴されました。 アルゼンチンの民衆は、現在進行中の経済危機と将来への不安感が増す中、20年前の危機を思い出します。   制作:Silvana Avellaneda 音響:Christian Brennan (アルゼンチン国営ラジオ放送・ドキュメンタリー部) ウェブサイト: […]

短波放送とDX

HFCCによる短波放送周波数の調整は続いて行われており、B-21スケジュールによる世界の短波ラジオ放送ご紹介します。 ‐MWV African Pathwaysラジオ、英語番組を周波数11.965kHzで、Mahajanga経由で、UTC時間20時から21時まで、出力100 kWで、アフリカ大陸東部へ向けて発信しています。 ‐宗教コンテンツ専門のMadagascar World Voice Radio Feda、アラブ語番組を毎日、周波数13.670 kHzで、UTC時間19時から20時まで、出力100 kWで、アフリカ大陸北部と中近東へ向けて発信しています。       ‐ドイツのEvangelische Missions Gemeinden、宗教コンテンツのドイツ語番組を周波数6.055 kHzで、ノーエンの送信機経由で、土曜日と日曜日、UTC時間11:30から12時まで、出力25 kWで発信しています。 ‐Voice of Nigeria、毎日英語番組を、周波数7.254.9 khzで、Abujaの送信機経由でUTC時間8時から10時まで、出力250 kwsで、アフリカ大陸西部と中央部へ向けて発信しています。 […]

  エルナン・エスペホとナシオナル・ロックのRAE世界に向けてアルゼンチン のための共同製作   アーティスト名:LA FRANELA 曲名:“CHAN PUNK” La franelaは人気バンドLos Piojosの解散に伴い結成されたグループです。2005年に活動を開始し、2010年のグループの初アルバムをリリースして以来、5枚のレコードを発表しています。“Chan punk”は最新アルバム“De palabras”に収録されています。ギターとボーカル担当のDaniel “Piti” Fernándezがリーダーとなり、アルゼンチンロックのスタイルを確立しています。           アーティスト名:FLORIDA EN JULIO 曲名:“ESTAS TAN BIEN” […]

この月曜日、アルゼンチンは初めて国連人権委員会議長国として任を受けました。任期は来年2022年、16期となっています。 スイスのジュネーブで開かれた議会で、47の理事会構成諸国よりの要請で、アルゼンチンは議長国としての任を受けました。人権問題に関して世界のスタンダードを律する機構です。 議会終了後、サンティアゴ・カフィエロ外務大臣は自身のツイッターのアカウントで、この任命は、民主主義政権復活以来、これまでのアルゼンチンの人権問題に対する真摯な姿勢が評価されたものだとつぶやきました。             国連人権理事会議長国のトップとして、1993年外務省入省の弁護士であり、外交官キャリアのFederico Villegas Beltran氏が就任します。2020年3月よりスイス在住となっています。 就任スピーチでVillegas Beltran氏はアルゼンチンの人権擁護団体、5月広場の母・祖母の会の貢献を強調しました。 1970年代のアルゼンチン軍事政権下、行方不明の息子・娘、孫の探索要請のためジュネーブを訪れ、労力を尽くし、そしてその30年後、対拉致国際協定可決のためにも尽力しました。

エルナン・エスペホとナシオナル・ロックのRAE世界に向けてアルゼンチン のための共同製作 アーティスト名:TRANQUILO VENANCIO 曲名:“BRINDO” ft Rodrigo Manigot BrindoはバンドTranquilo Venancioが準備中の2枚目に収録予定の1曲です。有名なバンド Ella es tan cargosaのボーカルRodrigo Manigot のコラボで完成しました。2017年にアルバムHora de volverでデビューした6人編成のバンドです。             アーティスト名:LOS OTROS […]

短波放送とDX

HFCCにより短波放送周波数の調整が行われ、B-21スケジュールが始まります。世界の短波ラジオでの調整ご紹介します。 北朝鮮の海賊版ラジオのCDNK、UTC時間14時から14:30まで、新しい周波数 6.085khz, ウズベキスタンのTashkentの送信機経由で, 出力100 kwで韓国語番組を火曜日、木曜日と土曜日に放送しています。     Manara Radio International、ハウサー語番組を周波数13.710 kHz、フランスは Issoudunの送信機経由で、UTC時間7時から8時まで、出力100 kWでアフリカ大陸西部へ向けて放送しています。       NUGラジオ,又はThe Voice of National Unity Government of Myanmar、周波数11.965 kHz, UTC時間13:30から13:59まで、出力250 […]

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