新型コロナウィルス:人類の歴史を塗り替えてしまったパンデミック

去る日曜日モスクワより50万回分のSputnikVワクチンが到着した際の記者会見で、カルラ・ビソッティ保健大臣はこの数日間記録された急激な新型コロナウィルス感染のこれ以上の拡大を阻止するため不要不急の移動を、全国的に控えるよう要請することが検討されていると述べました。 先週の金曜日アルベルト・フェルナンデス大統領のPCR検査が陽性となり現在大統領官邸で自主隔離していることについて、大統領は無症状で、健康状態は良好であるとビソッティ大臣は語りました。        

アメリカ大陸ニュース

米国ワシントン大学のリポートによると7月にはブラジル全土における新型コロナウィルス感染症による死亡者数は60万人に達すると見られているとAnsa通信社は報じています。 この様な危機的な状況を目前にしてもジャイル・ボルソナロ大統領政権は予防対策、制限対策を取ることはありません。 その一例は先週の聖週間の聖日曜日に見られ、都市部の教会はミサに集まる信者で溢れかえっていました。連邦最高裁判所は宗教的集会開催を許可する判決を下していました。      

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アルゼンチン政府は感染者数増加を受け、新たな対策をとります 新型コロナウイルス感染者の増加で、新たに政策が取られると政府は発表しました。今週の木曜日は「聖木曜日」、金曜日は「聖金曜日」でともに祝日、木・金・土・日の長期連休で沢山の人々が国内を移動すると見られています。 感染第2波到来したと発表されました。        

アメリカ大陸ニュース

エルネスト・アラウージョ外相はジャイール・ボルソナロ大統領に辞任を表明しました。 新型コロナウイルス感染症予防ワクチン購入の外交上の手腕不足に関し、インピーチメントが求められています。 トランプ米国前大統領との連帯を支持し、アンチ中国を明言しており、西洋の救済者はトランプ氏と讃え、米国在住のブラジル最右翼派のカリスマ オラボ・デ・カルバーロ氏の支援を受けて要職に就いた人物です。      

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短波放送とDX

アルゼンチンのニュースです 現在のアルゼンチンの北西部のカルチャキーエス村とチリの北部に住んでいた、カカン語を話していた、インカ族がディアギータ族と呼んでいた先住民族は1480年代、トゥパック・ユパンキ率いるインカ帝国の攻撃・侵略を受け、インカ帝国の傘下に組み込まれ、Collasuyoという地方組織を構成します。 現在のアルゼンチン北西部のサルタ州のカルチャキーエス地域、ネバード・デ・カチ山の麓の人口3000人のカチ村は有名な観光スポットで、“アンブロシオ・カシミロ”ディアギータ・カルチャキーラジオが開局されました。周波数89,3Mhzで、サルタ州の先住民族連合の1員です。     ラジオ開局は先住民族居住区や自然遺産の保護、先住民族の文化資産をまもり、コミュニティーの権利を擁護する意味を持っています。 また資金調達のため、寄付やチャリティー活動が行われました。日の出の方向を見る顔面をイメージしている建物となっています。 ディアギータ族や末裔の人々の声を届けるため、ラジオは放送を行っています。 ラジオの名前、アンブロシオ・カシミロという人物についてお伝えします。 1981年の10月6日、Hilda Beatriz CastilloとTeófilo Casimiroの息子としてディアギータ地区で生まれます。ディアギータ文化をその身で感じ、吸収し、先住民族の権利を守るため立ち上がりました。末裔として、プライドを持ち、自信をもって生きるという精神は今日まで継承され、2011年5月10日記念像が建立されます。 米国のニュースです ボイス・オフ・アメリカのリスナーにとっては良いニュースがあります。本年末にはボイス・オフ・アメリカ博物館本棟にマルチ機能会議室が完了し、身体障害者のアクセスが簡単になるようリニューアルされました。 ボイス・オフ・アメリカは第2次世界戦争で放送を行い、解体された1944年までニュースを届けて来ました。絶頂期には、2万ワットの送信機6台とアフリカ、ヨーロッパと南米にむけて24基のアンテナで放送していました。 シンシナッティやウエストチェスターだけにとっての歴史的重要財だけではなく、全国レベルで重要視されるべきである文化財だとウェストチェスターの市役所が広報で発表しています。2014年からこれまで約35万ドルが建物のリニューアル工事や展示会開催のために費やされてきました。 照光器具もLEDライトに変えられ、音響器具やビデオ装置も最新のものに替えられました。舞台装置も新たにされ、飲食ゾーンもできました。また展示会などが行われない時期には個人用途でサロンは貸し出されます。1942年当時テイラーズビル・ロードから本棟が眺められるように最終的にはなります。 ボイス・オフ・アメリカ博物館はコロナ禍で数ヶ月間閉館となっていましたが、4月17日より、午後1時から4時まで開館となります。ボランティアの数が今よりも多くなると開館時間帯の延長も可能になりま す。 スペインのニュースです 歴史家ホセ・エミリオ・ペレス・マルティーネス著の書籍“ラジオと女性(1960ー1975)”が刊行されます。 1960年から1975年までのスペインのラジオ状況とその中で女性が果たした役割について描かれた書籍です。 テレビとラジオが共存し始めた時期で、特にスペイン国営ラジオ放送局に焦点が当てられました。 ラジオで働く女性やラジオリスナーとしての女性について書かれています。 […]

アルゼンチンは君を探している

アルゼンチン外務省は独裁軍事政権樹立から45年目を向かえた去る3月24日、出自を知る権利国際キャンペーンを 発表しました。1976年から1983年まで続いた軍事政権下、親元から引き離され勝手に養子縁組を組まれた当時は乳幼児で、現在は海外在住の人々が対象となっています。出自を明らかにし、出自を知る権利についてのキャンペーンです。     出自を知る権利委員会CoNaDIと5月広場の祖母の会が主催でキャンペーンは行われ、啓蒙用のパンフレットや宣伝ポスター、自分の出自に疑問を抱く人々が海外在の大使館・領事館に問い合わせする際の職員の応対のための研修マニュアルの作成が行われます。デザイナーのエルナン・エルカペ・カペレッティさんがその使用を寄付したデザインが使われます。 スローガン“アルゼンチンは君を探している”のもと、海外在住で自身の出自に疑いを持っている人、又はその様な友人を知っている人が領事館に問い合わせできるようにするのが目的とされます。対応可能な職員体制も待たれます。未だに350人の人々の行方が不明で、家族は探索し続けています。 世界レベルでこの様な出自を知る権利キャンペーンが展開されるのは今回が初めてで、パンフレットなどの資料はスペイン語、フランス語、英語、イタリア語とポルトガル語の5の言語に訳されています。外務省のHP www.cancilleria.gob.ar /encontrarte にもスペイン語と英語でキャンペーンの情報や意義について説明があります。 出自を知る権利は保障され、人権擁護団体5月広場の祖母の会や家族の会の親元から引き離された当時の乳幼児、未だに出自が剥奪されたままの、今日は立派な大人になっているであろう人々のの身元を探し出す活動を共にする、と外務省は発表しています。 日本語訳・ナレーション:植田敬子 制作・ウェブサイト:シルバーナ・アベジャネーダ ー フリアン・コルテス

アメリカ大陸ニュース

ジャイール・ボルソナロ大統領はブラジルは模範的なコロナ禍対策をとっていると述べました。 この発言はブラジル全土26州のうち24州で医療崩壊が起き、この1週間で1日あたりの死者数が平均2000人記録され、累積1200万人の新型コロナウィルス感染者が出ている最中、されました。 累積死者数は29万4千人を超え、夜間移動制限が出ている中、ボルソナロ大統領はブラジルは1月17日から今日まで、1100万回分のワクチン接種を行っており、世界第5位となっていると強調しました。      

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