短波放送とDX RAEラエ、世界に向けてアルゼンチン

DX情報番組 2021年7月第1週番組

世界の海賊版放送局の情報で始めます。

Voice of Kashmir、インドとパキスタンの間で紛争が続くカシミールのニュースを東南アジアへ向けて出力100kws、UTC時間0230-0330まで周波数6030kHzで毎日放送、そして毎日UTC時間0730-0830まで周波数6100 khz, 出力100 kWで西南アジアへ向けて放送しています。両方の放送、カシミール語の番組となっています。

 

 

Voice of kashmirはインドのプロパガンダの為に放送されていると見られます。

マダガスカルより2ヶ月前以降、土曜日と日曜日UTC時間1130-1200まで周波数17800 khz出力250kWで放送されていたラジオ、現在は中断されています。

また同じく現在放送中断となっているラジオは、北朝鮮民主化委員会により運営されているCDNK、ほんの少し前まで火曜日、木曜日と土曜日UTC時間1400−1430まで周波数7.580khz出力100kW、Tashkentの送信機経由で北朝鮮へむけて放送していました。

アルゼンチンのパタゴニアはネウケン州のニュースです。
通信地上波施設の技術向上が行われ、ネウケン州内どこでもアルゼンチン国営テレビ・ラジオ放送局の放送が届くことになります。そして携帯電話、データ通信の質も格段と向上します。
ネウケン州の面積の殆どが山間地で放送途絶えるなど、難しい場所でしたが、今回の技術向上で大分解消されます。

ウルグアイのニュースです。
Radio CeroとRadio Montecarlo 930, がグループCarve により買収され、事実上同グループによるラジオ放送の完全独占となります。
マスメディアの独占行為は民主主義が必要とする意見・見方の多様性を確立する上で、市民参加を妨げるものとされ、米州人権委員会の表現の自由を侵害するものとされます。
ウルグアイではシェアが高い約20のラジオ放送局は、ほぼCarve, Sarandí と Magnolioの3グループの傘下にあります。
ボリビアのニュースです。
Savio ラジオとDon Boscoラジオのプログラムの合併作業が進んでいます。この2つのラジオはカトリック教のラ・サール修道会派のラジオで、インターネット配信の“アンデス山脈ラ・サールネットワーク”の名前でプログラム配信が間近となっています。

“Don Bosco”ラジオは1983年、“Domingo Savio”ラジオは1990年、それぞれ放送開始となりました。

ヨーロッパに移ります。

スペイン放送協会RTVEのJosé Manuel Pérez Tornero代表が欧州放送連合UERの執行委員会の新たなメンバーとして満場一致で選出されました。去る木曜日、7月1日行われた第86回総会で選ばれました。

トルコのニュースです。
トルコ交通・インフラ省は1月に打ち上げられた人工衛星Turksat5Aが機能し始めたと発表しました。

5月4日軌道に乗り、翌日から試行運転が始まりました。主に通信およびテレビ放送分野に30年間を目処にサービスを提供します。
トルコ以外にヨーロパ諸国、中近東、アフリカ大陸北部および南部、地中海ゾーン近隣、エーゲ海と黒海ゾーン近隣までカバーします。